ひつじ刈り


初めてのひつじ刈り

ひつじ田 (秋の季語:地理)

季語の意味・季語の解説

 稲刈りのあと、その刈り株から再び萌えだした青い芽を「ひつじ」と言います。
 そして、ひつじが一面に生えそろった田んぼを「ひつじ田」と言います。

季語随想

 稲の一生には二つの時期があります。

 一つは、田んぼに植えられてから刈り取られるまでの時期。
 おいしい米をいっぱい実らせようと育っていく時期。
 それは、人々の期待の中で、精一杯人々のために生きる時期です。

 もう一つは、収穫後の、誰も見向きもしなくなった田んぼに、青々としたひつじとなって、再び萌えだした時期。
 やがて冬の風に枯らされるまでの短い間、晩秋の色づいた景色や、初冬の小春日和を満喫する時期。
 それは、他人に何かを期待されることがなくなっても、最後まで精一杯自分を成長させようと生きる時期です。

 どちらの時期も、稲にとっては、かけがえのない時期なのです。

 無医村の棚田ひつぢを立たせけり (凡茶)

季語めぐり ~俳句歳時記~ より引用)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です